お子様の歯並びをキレイにしたいご両親必見! 小児矯正歯科の 疑問や不安を解決!
「将来的に矯正治療が必要になるのかな?」
「いつから矯正を始めればいいのか分からない」等、お子様の歯並びが心配で困っていませんか?
矯正治療の「必要性の有無」「開始時期」「治療法」は下記の要因を診査して総合的に判断するので、患者様によってそれぞれ異なります。
歯を抜かない(非抜歯)矯正「歯列育形成」とは?
子ども歯並び矯正「歯列育形成」を保護者の方にわかりやすく解説いたします。
歯列育形成は、プレートを使い、年齢の低い乳歯の段階から歯や歯並びを継続的に管理して、虫歯のないきれいな歯並びの子ども育てる矯正治療です。
子供には成長があり、それに伴い歯もあごも成長していきます。
成長を利用して、きれいな歯並びを実現する歯列育形成では、歯の土台に良い影響を与えることができるので、あごが適切な大きさに育ち、歯並びもきれいに育ちます。
もしお子様の虫歯治療や矯正治療(小児矯正)をご検討であれば、まずはお口の中を拝見し、診査した上でアドバイスさせて頂きます。
当院へ子どもの歯並びを心配されて来院される方は多数おられます。
お子様の年齢は3歳や6歳の子もいれば、小学校高学年になる11歳だったりとまちまちです。
しかし11歳以上のお子さんには多くの場合、歯列育形成を適用することができません。
歯の生えかわりや顎の成長を利用できないためで、この場合は一般矯正になります。一般矯正では上下左右の第一小臼歯を1本づつ、計4本抜くことがあります。
(歯並びの状態によります)
また、一般矯正は歯並びの状態によっては、矯正専門医に紹介することがあります。
歯列育形成の適用は年齢と歯並びの状態で決定します。
歯列育形成は乳歯列期の3歳くらいから始めることが理想とされており、治療開始は7歳くらいまで、遅くても8歳くらいまでです。
プレートという矯正装置を使えることが大前提となります。
また治療開始が遅いとⅡ期治療(一般矯正)が必要になることがあります。
歯列育形成でも、一般の矯正治療でもどちらでもご対応いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
小児矯正の診査するポイント
- 年齢
- 歯の大きさ
- アゴの成長のバランス
- 指しゃぶりなどの悪習癖があるかどうか
- 反対に咬んでいる歯があるかどうか
- 先天的な永久歯欠損があるかどうか
- 先天的に小さな歯(わい小歯)があるかどうか
- 正しい位置に歯が生えているかどうか
- 永久歯が萌えるスペースがあるかどうか
- 虫歯の治療を行った歯があるかどうか
- 永久歯、乳歯の萌出状況
- 奥歯の咬み合わせの状態
- 前歯の咬み合わせの状態
- 上下の歯のセンターラインの位置
- 口元の突出感
- 希望の矯正装置
- 装置への協力性
- ブラッシング技術
このような様々な要因を診査して、矯正治療のお子様に合った適切な「必要性の有無」「治療法」「開始時期」を検討していく必要があります。
まずはお口の中を拝見し、診査した上でアドバイスさせて頂きます。
予防への第一選択
小児矯正治療とは成長に合わせ長期的に口腔内を管理し、正しい位置に永久歯を誘導したり、アゴの成長のコントロールを行います。それにより将来的な歯並びや虫歯を予防することができます。
小児矯正治療の流れ
-
1歯ブラシの基本を身につけ、歯並びに影響する悪い習癖を改善
乳歯の虫歯は歯の正しい交換を妨げる原因となります。
また悪習癖は将来の歯並びに影響します。
正しいブラッシング方法を身につける事は、虫歯を予防することや歯並びにも大切なことです。 -
2アゴの骨の成長をコントロール
上と下の歯が反対に咬んでいると、アゴの骨の成長バランスに悪影響を及ぼすことがあります。
早いうちに正しい咬み合わせへと改善し、正しい骨格形成をうながします。
アゴの骨の成長をコントロールする装置は、取り外し式のタイプから固定式のタイプ等いろいろございます。 -
3大人の歯(永久歯)が生えてくるためのスペースをつくる
虫歯になって早期に乳歯が抜けてしまったり、6歳臼歯(第一大臼歯)が通常の位置より前方に生えてきた場合、将来の永久歯のためのスペースが不足することございます。
乳歯の脱落で空いたすき間を確保したり、6歳臼歯を正しい位置に動かしたり、アゴの骨や歯列を広げることで、永久歯が生えてくるためのスペースを確保します。 -
4負担の少ない装置を使用
小さなお子様でも、矯正装置が気になるものです。矯正器具でコンプレックスにならないよう、子供にとって精神的な負担の少ない装置を作成いたします。
小児矯正をはじめるタイミング
小児矯正治療では、お子様の歯の成長状態によって、歯並びや、噛み合わせなど状況にあわせて治療計画を立て、治療をすすめていきます。
お子様の歯並びが次のようなときは、小児矯正をするべきかどうかの判断基準となります。この機会に一度ご相談ください。
-
永久歯が裏側から生えてきた場合
乳歯の裏側から永久歯が生えてきた場合は、今後の歯並びに影響がある可能性があります。近年の軟食の影響か、あごが小さい子に多い状態で、乳歯と永久歯の交換がスムーズにいかないとこのような事が起こります。子どもの矯正治療をしていない歯科医院では、「治療を始めるにはまだ早いので様子を見ましょう!」と歯科医師から言われる可能性もあります。しかし、様子をみてしまった場合、乳歯と永久歯のスムーズな交換がもはや期待できませんおで、歯列育形成では、治療が必要だと判断します。
-
永久歯の生えるスペース不足
永久歯の生えるスペースが足らない場合も歯と歯が重なって生えてしまいます。しかし永久歯の生えるスペースがあるかどうかは、乳歯列のときにはなかなかわかりにくいものです。そのため、乳歯列期はきれいな歯並びよりも、乳歯と乳歯の間が開いている方が良い状態であるということが目安です。
-
反対咬合(受け口)
上下の歯の噛み合わせが反対の反対咬合(受け口)は下アゴが極端に前方に出た状態で横顔がしゃくれて見えることもあります。上顎前突や受け口とも言い、見た目が不自然で、食べ物をかむことが難しく、また発音障害や将来的には顎関節症の心配もあります。反対行動は乳歯列期(3歳~)、遅くても混合歯列初期(7歳まで)に治療することをお勧めします。遅くなると骨格性反対咬合(下アゴが大きくなる)となり、一般的な成人矯正でも治せなくなってしまいます。子供の反対咬合は取り外し式のムーシールド(歯列矯正用咬合誘導装置)などの使用で比較的簡単に改善することができます。しかし、アゴの成長のある子供ですから、後戻りも心配です。また反対咬合だけでなく、他に歯並びの問題を抱えていることが多いので、基本的にいは歯列育形成による経過観察が改善後も必要となります。
治療期間、通院について
当院の小児矯正治療は、乳歯が生え始めてから小学校高学年くらいの年齢が適齢期間としています。
この期間は乳歯もほぼ抜けて将来的な歯並びの状態を予想しやすく、矯正治療を続ける必要性を検討しやすくなります。歯列も整い将来的に問題が認められないと考えられる場合はこの段階で治療が終了いたします。引き続き矯正治療をおこなって行く場合は、診査や診断を行い、矯正装置の選択、抜歯やインプラントアンカーの必要性を検討します。
小児矯正期間は開始時期によって長期になる場合がありますが、アゴの成長や歯の萌出を見ながらの治療となりますので2週間に1回の通院となります。
小児矯正治療から成人矯正への移行について
当院の小児矯正の治療回数は、2週間でお願いをしております。また、小児矯正やってて成人矯正に移る人は全体的に見積もった差額をお支払いいただきますのであらかじめご理解いただけますと幸いです。
よくあるご質問
-
いつころから始めれば いいですか?
治療開始時期が早いほど、きれいな歯並びになっていきます。
乳歯列から治療開始がいい時期になります。
遅くても、はじめて永久歯に生え変わる時期(下の前歯の乳歯が永久歯に生え変わる時期)となります。
乳歯列(3歳から)、遅くても混合歯列初期(7歳までに)に治療開始することをおすすめします。
歯列育形成では、プレート(取り外しの装置)を使って、きれいな歯並びにしていきますが、永久歯に生え変わる前に、プレートで顎を広げて、永久歯のはえるスペースを確保していけば、きれいな歯並びになりますし、先手の治療となります。
すでに永久歯が重なってしまっている状態からの治療になりますと、プレートで顎を広げて重なった永久歯をきれいにする前に隣の乳歯が抜けてそこも永久歯が重なってしまうという後手の治療になってしまい、きれいな歯並びにするには、難しくなってしまう場合があります。
6歳ぐらいの時に乳歯の裏側(うしろ)から永久歯がはえてきて、永久歯のはえるスペースが足らないとわかる場合が多く、この時期から歯列育形成の治療を開始することがとても多いです。
前歯4本がすでに永久歯生え変わった時期では、歯列育形成では効果が少ない場合があり、永久歯になるのを待って、通常の矯正治療を行うこともあります。
子供の歯並びが気になる場合はなるべく早めに相談されることをおすすめします。
そして、早めに歯列育形成を始めれば、歯を抜かないで、小学校の高学年の頃にはきれいな歯並びにすることができます。 -
矯正治療の期間は どれくらいですか?
永久歯がきれいいな歯並びになるまで治療をした方がいいので、永久歯がはえそろうまで、小学校の高学年ぐらいまでは定期的に来院することをおすすめします。
-
反対咬合はそのままにしていて 大丈夫ですか?
反対咬合は、早くなおさないとなおすのが、だんだん困難になってきます。
反対咬合の治療は、乳歯列(3歳から)、遅くても混合歯列初期(7歳までに)に治療することをおすすめします。
遅くなると骨格的反対咬合(下顎が大きくなる)になり、歯の矯正治療では治せなくなっていきます。
日本矯正歯科学会で発表されたデータによると、乳歯列の反対咬合が永久歯がはえてきて自然になおったのは、6%だけだそうです。
永久歯に生え変わっても反対咬合だったのは94%。 反対咬合は自然に治る可能性はかなり低いということです。
また、両親に反対咬合がある遺伝的なものは、自然には、なおりません。 -
費用はおいくらからでしょうか?
歯並びの状態によりますが、早期の治療で、プレート(取り外しの装置)のみの治療であれば、初診料・検査料など370,000円からになります。
時期が遅い場合は、歯に固定装置がつける必要がありますので、固定式装置代が別途かかってしまいます。 -
装置にはすぐ慣れますか?
プレート(装置)に慣れるように、テレビを見ている時間などまずは1時間から使ってもらい、慣れてきたところで、寝ている時に使いますので、通常はすぐに慣れてきます。
また、年齢が低いほどこのプレートに慣れて、よく使ってくれます。
たとえ話ですが、私たちは、靴を小さい時からはいていますので、靴に慣れていて、はくことの苦痛はありませんが、アフリカの靴をはいていない原住民の大人に靴をはかせても、慣れることができなく、苦痛で、すぐに脱いでしまいます。
このように低年齢ほど、プレートに慣れやすく、よく使ってくれるので、きれいな歯並びになりやすくなります。
また、プレートには、好きな色を選んでもらい、好きなシ-ルや楽しいイラストを入れますので、かっこいいプレートからかわいいプレート まで、自分だけのスペシャルプレ-トを作りますので、子どもが楽しく矯正できるように工夫します。 -
学校にいっているときにでも、装置を使いますか?
装置は、寝ている時と家にいるときに1~2時間つかってもらいます。学校では、使わなくても大丈夫です。