小学校 秋の健診
2019.12.14
校医をしている相生小学校の秋の健診を行ってきました。
春と秋と1年に2回、健診を行っています。
春の健診しか行わない学校がほとんどですが、私は最初から春と秋の年2回の健診を行っています。
春の健診で、むし歯があった生徒には
「歯医者に行きましょう!」
と声をかけます。
そして、しっかりと歯医者で治療したかどうか心配なので、秋の健診を行ってきました。
むし歯は、全体では減少してきました。
しかし、気になるのは、歯並びです。
きれいな歯並びの生徒を探す方が難しいぐらいです。
下の前歯ですが、はえてきた永久歯が重なってはえている状態がほとんどです。
顎が小さく、永久歯がはえるスペースがないのです。
ある人類学者が言ってました。
江戸時代の庶民は、みんな歯並びがきれいだったそうです。
でも、歯並びが悪かった人が唯一いたそうです。
それは・・・・
お殿様は、歯並びが悪かったそうです。
やわらかいものを小さく切って、お箸で、上品に食べていました。
顎や筋肉が鍛えられないので、顎が小さく、歯がきれいに並ばなかったのです。
江戸時代の庶民は、高級品であるお箸を使わないで、手づかみで、硬い芋などをまるかじりしていたそうです。
そのおかげで、顎と筋肉は鍛えられて、歯がきれいに並んでいたようです。
島田歯科医院では、「0歳からのキレイな歯並び作り ご家庭で出来る年齢別ワンポイント」というパンフレットを作りました。
無料で、配布しています。
どうぞ、参考にしてください。