乳歯歯列期とは
2017.02.10
子供を育てている場合には、乳歯歯列期が気になるそうです。
では、乳歯歯列期とはどのようなものでしょうか?
ここでは、乳歯歯列期についてご紹介しましょう。
乳歯は、一般的に、生まれてから半年経過してから前歯の下から生えてきます。
そして、誕生日の時期までに4本ずつ上下の切歯が生え、3歳の時期までに全部で20本臼歯を含めて生え揃います。
少し遅れる場合は小児歯科で診てもらわなくても問題ありません。
しかし、1歳を超えても生えてこなければ、小児歯科で診てもらうようにしましょう。
なかなか乳歯が生えてこない要因としては、先天欠如というもともと歯の数が少ない、あるいは萌出遅延という乳歯が遅く生えるような全身疾患になっている、などが想定されます。
全身疾患の歯の萌出遅延を伴うようなものとしては、くる病、クレチン症といわれる先天性甲状腺機能低下症、鎖骨頭蓋異骨症、ダウン症などが有名になっています。
遺伝疾患で歯の先天欠如を多く伴うような場合には、外胚葉異形成症という異常が髪の毛や汗腺の形成などに見られるもの、色素失調症という生まれた後特異な色素沈着が皮膚に生じるものが報告されています。
これ以外に、癒合歯という隣の側切歯と下あごの中切歯の左右が両方ともくっついている歯がある子供の場合は、下顎の最初の歯が生える時期が相当遅くなる場合があります。
このような乳歯歯列期について気になる場合には、小児歯科で診てもらいましょう。