学校検診とは
2017.02.15
小児歯科の学校検診では、虫歯があるか、またあった場合どの程度の虫歯なのかがわかります。毎日一緒に暮らしていても、子供の口の中のことまでなかなか手が回らないものですが、学校検診で虫歯があるかどうかなどがわかるととても便利です。
小児歯科の医師が学校にやってきて、集団的に一人ずつ虫歯の検診をするのですが、その結果報告を見て、必要があればすぐに治療を受けに行くことです。
ただ、学校検診では虫歯の有無や歯並びなどはわかりますが、歯と歯の間の虫歯までは確認できないのです。それは一人にかける時間も少ないですし、レントゲンなども使わない目視での検診だからです。
子供は自分の虫歯を親に見せたがらないものです。学校検診では仕方なく見せることになるのですが、家ではなかなか親に歯を見せることがありません。
学校診断で虫歯があると言われた場合は、できるだけ早く小児歯科に見せることです。ひどい虫歯の場合はすぐに治療が必要ですが、まだ小さな虫歯の場合は、削ったりする必要がなかったり、フッ素を塗ったりして様子を見ることになります。
歯と歯の間の虫歯は外から見えないので、レントゲンでの検査が必要になります。外から見えなくても意外と進行している場合があって、治療が必要なことがあります。他にも歯磨きが不十分だという指摘を受けることがあり、そういう時には今一度、歯磨きの仕方を見直す必要がありますし、家庭でしっかりと歯磨きをすることです。