小学校の就学時健診
2016.11.10
小学校の就学時健診を行いました。
来年の4月に入学する子供たちの健診です。
むし歯は、減ってきましたが、やはり気になるのは、歯並びです。
前歯の乳歯の間がなく、永久歯の生えるスペースがない状態の子供が多くいました。
来年の4月に入学する子供たちの健診です。
むし歯は、減ってきましたが、やはり気になるのは、歯並びです。
前歯の乳歯の間がなく、永久歯の生えるスペースがない状態の子供が多くいました。
写真のように永久歯の生えるスペースがない場合、乳歯の裏側(うしろ)から永久歯がはえてきます。
乳歯の時はきれいな歯ならびよりも歯と歯の間が開いている方がいい状態です。
それは乳歯より大きい永久歯がはえてくるからです。
「早く乳歯を抜いてください。」とよく言われますが・・・
これは、乳歯がじゃましているというより、顎が小さく永久歯のはえるスペ-スがたりないために裏側にはえてきます。
歯列育形成で、顎を少しひろげてスペ-スを確保すれば、きれいな歯並びにすることができます。
乳歯の時はきれいな歯ならびよりも歯と歯の間が開いている方がいい状態です。
それは乳歯より大きい永久歯がはえてくるからです。
「早く乳歯を抜いてください。」とよく言われますが・・・
これは、乳歯がじゃましているというより、顎が小さく永久歯のはえるスペ-スがたりないために裏側にはえてきます。
歯列育形成で、顎を少しひろげてスペ-スを確保すれば、きれいな歯並びにすることができます。
反対咬合(受け口)の子供も数人いました。
反対咬合は、なるべく早めに治療を開始して、早くきれいな噛み合わせにすることが大切です。
反対咬合は、早くなおさないとなおすのが、だんだん困難になってきます。
反対咬合の治療は、乳歯列(3歳から)、遅くても混合歯列初期(7歳までに)に治療することをおすすめします。
遅くなると骨格的反対咬合(下顎が大きくなる)になり、歯の矯正治療では治せなくなっていきます。
日本矯正歯科学会で発表されたデータによると、乳歯列の反対咬合が永久歯がはえてきて自然になおったのは、6%だけだそうです。
永久歯に生え変わっても反対咬合だったのは94%。
反対咬合は自然に治る可能性はかなり低いということです。
また、両親に反対咬合がある遺伝的なものは、自然には、なおりません。